2018年12月27日木曜日

【頂いた】プレゼンボードへ出力した際の画像の文字のサイズ変更について【質問】

先月の記事で、「何回かに分けておさらいをします」なんて書いたものの、「人気の投稿」の記事を改めて読み返してみたら、書き直す事が無いくらいちゃんと書いてありました。

そこで今回は、ウォークインホームファンファン(笑)の方から質問のメールを頂いたので、その回答をご紹介しようと思います。

普段から意外と迷いやすい所なので、参考にして下さい。

質問の内容は以下の通り。

平面表示色の設定で文字を大きくしてもプレゼンボードの時点からまた文字が小さくなります。一応印刷してみてもやはり文字は小さいままです。解決法を教えて下さい。

今回のメールをくれた方がご指摘の通り文字サイズの設定は「平面表示色」にあります。
これがなかなか混乱の元なので、順を追って説明します。

これが1/100と、建具の辺りを拡大した物。画面は平面の入力画面です。

1/100

1/100 拡大

これが1/50と、同様に建具の辺りを拡大した物です。

1/50

1/50 拡大

この切り替えは上部メニュー「表示」の中から「詳細図」にチェックをつけます(1/100に戻す場合は外します)。詳細図にチェックがついた状態が1/50です。


次にフォントサイズの設定がある箇所です。上部メニュー「設定」の中の「平面表示色」の中の「文字の大きさ」です。


2列に分かれている通り、左側が1/100、右側が1/50(詳細図)となります。ここを好みの大きさに変更して下さい。

1/100の文字サイズを「2.5」から「5.0」にした状態

わかりやすいように1/100の値を全て極端な「5.0」に設定してみます。するとこんな感じになります。大きい。

プレゼンボード編集画面です。

この通り、プレゼンボードにもちゃんと反映します。

さてここからが混乱の元。平面入力の画面設定がそのままプレゼンボードの画像生成に反映されるワケではありません。プレゼンボードを1/50(詳細図)で出力するには、「画像ファイル自動生成」画面の「平面詳細図で描画」のチェックが必要です。


1/50(詳細図)。プレゼンボード編集画面。フォントサイズは「2.5」のままです

ここにチェックをつけた状態で画像を生成すると、先ほど「平面詳細図」で設定を変えていない文字サイズで画像が生成されます。

全てに答えられるかはわかりませんが、オープンなblogなので弊社のサポートユーザーで無くてもお気軽にご質問下さい。この内容について書いて欲しいなども歓迎です。木建市場としては、このblogが少しでも、ウォークインホームをご利用の方のお力になれれば幸いです。

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木建市場では、ウォークインホームのスキルアップスクールを、毎月・東京と大阪で開催しています。
「会社に新人が入ったので覚えて欲しい」「ウォークインホームを触ったことがない」「単発で参加したい」「希望の就職先で使っているので個人的に習得したい」という方も大歓迎です。

■スクールの様子はこちら→ http://d.hatena.ne.jp/mokken/
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※お電話、直接のメールでのお申込みも可能です。不明な点はお気軽に、お問合せ下さい。042-208-3250「ウォークインホームスクールの件で」とお伝え下さい。
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2018年12月3日月曜日

棟違いの屋根の納まりについて


このblogの右側に「人気の投稿」という記事のアクセスランキングのような物があります。

上位の記事が、このblogにアクセスする方のウォークインホームの入力について、悩んでいる箇所だと思います。そこで何回かに分けて、上位かつ弊社サポートへ質問の多い箇所をおさらいしていこうと思います。

「人気の投稿」を見てみると、どうやら疑問が多いのは素材(部材)取込みと、屋根周りのようです。これはサポートへの質問も同様で、やはり一番多いのは屋根に関する質問です。

以前、こんな記事を書きました。これも未だに多い質問です。屋根の上に部屋の壁が突き抜けている場合は、下記の記事を参考にして下さい。

http://walk-in-home-fan.blogspot.com/2012/01/blog-post_3675.html
> ウォークインホームファン: ウォークインホーム よくある質問 屋根編

今回は同じような現象で、棟違いの屋根の場合です。棟違いの場合、先の記事のようにズレた棟を合わせる「棟合わせ」は使えないので、違う対処方法が必要になります。


例えばこんな感じで3寸の棟の位置がズレる屋根の場合です。棟の位置に壁が飛び出ています。


こういう形状の屋根の場合は、「屋根」大アイコンの「妻壁」を使います。

黒いラインが「妻壁」です。
「妻壁」をこの部分に入力します。

上になる屋根の端を、下の屋根より出すのが条件です。
双方の屋根を同一線上に入力すると「妻壁」は出てきません。

「妻壁」が出てこない状態。よくあります。

この際、上になる屋根の先が下の屋根より出ている事が条件になります。双方の端が妻壁の芯に同一線上にある場合、妻壁が出てきませんのでご注意下さい。


きちんと収まるとこんな感じです。

操作自体は難しくありませんが、悩む事も多いようなので、参考にして下さい。

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2018年10月27日土曜日

「建具詳細表」と「建具詳細」の話

今回は、日頃ヘルプデスクを行っている自分でもたまに混乱しそうになる「建具符号」と「建具詳細表」と「建具詳細」の話です。今回の要点は「建具詳細表」と「建具詳細」が別の物という事を覚えておいて頂ければオッケーです。


標準

これがデフォルトの状態です。※便宜上、簡単な図にしてあります。


上部メニュー「設定」→「建物共通情報」→「平面関係」タブを開き「平面図に建具詳細を表示する」にチェックが入った状態です。

建物共通設定の「平面図に建具詳細を表示する」のチェックが無い状態

チェックを外すとサッシが無印になります。(この表示をサッシ毎個別に消す事もできますが、その方法はまたの機会に。)

表示「建具符号」+建物共通設定「建具詳細」

今度はこちら。建具符号です。


これは先の「建物共通情報」では無く「表示」の中にある「建具符号表示」のチェックです。

建物共通設定「建具符号を建具詳細表として表示する」+建物共通設定「建具詳細」

最後に、これが混乱の素である建具詳細表。建具詳細表は建具符号とイコールです。「建物共通情報」→「平面関係」タブを開き「建具符号を建具詳細表として表示する」にチェックを入れます。つまり、建具符号を出すか、建具詳細表を出すか選択する訳ですね。画像でも両方表示されている事からもわかる通り、建具詳細と建具詳細表は別の物なのでご注意下さい。


また建具詳細表に出てくる項目は、任意で選択が可能です。上部メニュー「設定」→「外部(内部)建具詳細表共通設定」を開きます。


左側に出ているのが表示出来る項目(入力されている建具のプロパティを参照します)、右側に出ているのが現在表示している項目です。
中央の「追加」と「削除」で項目の移動が可能です。

「形状」のチェックを外す

「形状」が枠から外れる

「表示リスト」の項目の左にあるチェックボックスは、項目を建具詳細表の罫線枠内・外に出すか出さないかの設定です。例えば図のように「形状」のチェックを外すと、形状が建具詳細表の枠から外れます。全てのチェックを外すと枠が消えます。

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2018年10月5日金曜日

vrayの前景・背景を画像編集ソフトで追加する

簡単な設定で綺麗なCGが生成できるvrayオプションですが、外観を作成した際、前景と背景が綺麗に表示されないのだけど、というご質問を頂きます。

今回は、画像編集ソフトを利用し簡単に前景と背景を重ねる方法をご紹介します。

画像編集ソフトは、フォトショップなどのプロユースの物からフリーの物でもレイヤー機能があるソフトであれば可能です。



これがウォークインホームのvrayオプションで出力したパース外観です。出力時のパラメータを設定したのみで後加工などは行っていない状態です。

vrayは画像の保存する際、ファイル形式をpngとする事で背景を透明にする事が出来ます。白い部分が透過処理されています。

ここに背景と前景を配置します。

操作方法は画像編集ソフトでそれぞれ違いますが、前景を前面、パースを中央、背面に背景という配置で設定します。

レイヤーというのは、層(layer)という意味で、画像処理ソフトなどに搭載されている、上書きしないまま画像を重ね合わせて使うことができる機能の事です。

前面レイヤー1「前景」
中央レイヤー2「v-rayパース」
背面レイヤー3「背景」
図にするとこんな感じ
前景や背景などの素材については、cg用フリー(有料)素材などをご自身でご用意頂くか、弊社サービス「HGプレゼンサービス」をご利用下さい。 http://mokken.datastation.jp/ また背景については撮影した現場写真などもご利用頂けます

出来上がりはこんな感じになります。



込み入った画像編集は職人技ですが、この程度であればどなたでも簡単に行う事が出来ると思います。

vrayオプションについてもお気軽にお問合せ下さい。

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2018年8月24日金曜日

道路を簡単に書く方法

「道路ってどうやって書くの?」という質問をよく頂くので、今回は道路の簡単な書き方をご紹介しようと思います。

「敷地」や「外構」のメニューの中に「道路」が無いので、我流でウォークインホームの操作を覚えた方は、「厚み領域」や「アプローチ」などで道路を書かれている方もいらっしゃいます。

少し前のウォークインホームだと、敷地辺からオフセットで線を書いて「敷地法面」の「道路」を選択して...という入力方法しかありませんでしたが、今は敷地のメニューに「道路復員ライン生成」という便利な機能があります。




「道路復員ライン生成」には道路斜線の入力が必須なので、まずはこんな感じで道路斜線を入力します。道路幅員は「4000」に設定しています。この数値で描画される道路の幅が決まるのでご注意下さい。6メートル道路の場合は「6000」ですね。


敷地をクリック(先ほど書いた「道路斜線」では無いのでご注意下さい)すると、生成出来るラインの種類が表示されるので「道路幅員ライン生成」をクリックします。また、便利な機能なので他の物も試しにクリックしてみて下さい。


「道路幅員と同時に傾斜面(道路)も生成する」のチェックを外してしまうと、下書き線ラインしか生成されないのでご注意下さい。


道路幅員ラインが書けました。


パースだとこんな感じです。

残念ながらセンターラインや中央分離帯を書く機能は無いので(笑)それらはアプローチやエクステリア部材などを利用して書き込んで下さい。

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2018年7月24日火曜日

三次元部品をウォークインホームwalk in homeに取り込む方法【詳細版】

http://walk-in-home-fan.blogspot.com/2012/02/walk-in-home.html
> ウォークインホームファン: ウォークインホーム メーカーなどが配布している三次元部品をwalk in homeに取り込む方法

以前、上記のような記事をアップしましたが、未だにサポートへの問合せも多く、案外知られていない機能なので、もう少し詳しく説明しようと思います。

ウォークインホームのこの機能は汎用性が高く有用です。極端な事を言えば、3DのCADが使える方は自分でオリジナルの部材を作成する事も可能です。

まず、取り込めるデータ形式は「3DS」か「DXF」になります。この二種類は、画像ファイルで言えばjpeg(ジェイペグ)やbmp(ビットマップ)に相当するほど一般的で、最近ではネットに対応したフォーマットなども増えてきてはいますが、現在、世に出回る3Dデータと言えばこの二つの何れかと言っても過言ではありません。またDXFには二次元(平面)と三次元(立体)の物があるのでご注意下さい。

https://cad.ykkap.co.jp/exterior_common
> CADデータダウンロード - YKK AP株式会社

今回は、YKKのCADデータダウンロードサイトを開き、最初に出てくる一番上の部材を取り込んでみます。


ちなみに「確認図面」の列にあるアイコンをクリックすると部材の姿を見る事が出来るので取込む前に部材の形状を確認しましょう。

「3DS」という文字をクリックするとダウンロードが始まります。もしくは「3DS」の文字の上でマウスを右クリックし「名前をつけてリンク先を保存」をクリックして下さい。こうする事でダウンロード先をデスクトップなどに指定する事ができます。

ダウンロードした「3D_G7565.3ds」というファイルがあるのを確認して下さい。

ここからはウォークインホームの操作になります。

ウォークインホームを起動し、物件を開きます(新規作成でも構いません)。


「シンボル」大アイコン→「エクステリア」をクリックします(部材がインテリアの場合は「インテリア」です)。

プロパティ画面左下の「赤い箱の角が光っているような」アイコンをクリックします。


「シンボルファイルの読込」画面が現れます。

  • ファイルパス・・・先ほどダウンロードしたファイルの場所を指定します。
  • 出力先パス・・・ウォークインホーム用に変換したファイルの出力先です。通常はC:\DTS-CAD\MASTER\エクステリア(あるいはインテリア)となります。よくわからなければそのままで大丈夫です。
  • ファイル名・・・変換した後のファイル名です。辞書に登録される部材名とは関連が無いので、よくわからなければそのままで大丈夫です。元に同名のファイルがある、もしくは同じ名前で取り込み直したりすると、上書きしますか?という旨のメッセージが出ます。
  • 面の廻り方・・・そのままで大丈夫です。
  • 単位・・・大半の場合はそのままでも大丈夫ですが、今回のようにYKKの部材を取込む場合は「m」にして下さい。
  • 部位数・・・そのままで大丈夫です。

設定するとこんな感じになります。最後に「OK」をクリックします。


パソコンがグルグルと考えて、取込みが完了すると平面入力画面上に取り込んだデータが現れます。パソコンの性能にもよりますが、複雑な形状なデータだと5分ほどかかるケースもあるので気長に待ちましょう。

取込後、画面に小さい矢印が現れるだけの場合は「単位」を変えて再度、取込んでみましょう。それでもダメな場合はウォークインホームでは取り込め無いので諦めましょう。

基本的には、このまま図面に配置すれば完了ですが、今後も使用できるようにする為、配置する前にプロパティを設定しておきます。


設定で重要な箇所を赤枠で示しました。

  • 配置基準高さ・・・配置の基準を地面にするか床にするか天井にするかという設定です。エクステリアは地面、インテリアは床、照明などは天井と覚えておくといいと思います。
  • サイズ設定・・・取り込み後はカタログの寸法になっていますが、取込単位を間違えた場合や、任意の値にしたい場合は変更可能です。ただし、比率を変えると形状も変わってしまうので、ご注意下さい。
  • 配置基準点・・・そのままでも大丈夫ですが、地面や床に置く物であればオススメは「左・奥・下」です。



設定が終わったら図面に配置してみましょう。

最後に、取り込んだ部材を今後も使う為に基本辞書に登録しておきましょう。残念ながら配置する前に登録する事は出来ません。

まずは配置した部材を選択します。

部材を選択したらプロパティ画面右上の「追加」をクリックします。


「マスターに追加」画面が現れます。


とりあえず場所は「エクステリア」の直下、名前は「カーポート」とします。最後に「OK」をクリックすると部材がマスターに登録されます。


ちなみにこのアイコンは登録時に表示されていた入力画面がそのまま利用されるので、拘りがある方は、カッコいいアングルでアイコンを作成してみてはどうでしょう。後から自分で用意・作成した画像に変更する事も可能です。

海外のサイトなどではフリーの3dデータがいろいろダウンロード出来るので、覗いてみると面白いかも知れません。※海外からのファイルのダウンロードは、ウイルスなどにくれぐれもご注意下さい。またこれらのwebサイトを利用中に生じたいかなる損害も当社では一切の責任を負いかねます。

https://archive3d.net/
> Free 3D Models and Objects Archive. Download: 3ds , obj , gsm , max models
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