先日、→にある問い合せフォームから、
> スケルトン階段にH型の手すりを設置したいです。角度の設定はできるのでしょうか。
という質問を頂いたので今回は、この質問にお答えしようと思います。
壁があると出てくる手摺りも |
ウォークインホームは、階段周りの壁の取り回しに若干、厄介な部分があり、今回のようにストリップ階段利用時の手摺りや、腰壁の扱いに悩まれている方は多いかと思います。
階段の3D部材を置いた状態です |
いっそ、こんな感じで3Dのパーツで配置してしまう方法もありますが、これだと階段として認識しないので、積算数量を使って見積を作っている方や、プレゼン等でウォークスルーを使っている方にはオススメできません。そもそも、ちょうど良い階段の3D部材というのもあまり無いですしね。
手摺りを作る方法は、いつくか方法があるのですが今回は、困った時の「厚み線分」という事で、「その他」大アイコンの中にある「厚み領域」と「厚み線分」を使って手摺りを書いてみようと思います。
やり方さえわかれば簡単です |
「厚み」は覚えてしまえば何でも書けるようになるので、覚えておくと便利だと思います。面倒と言ってもこれを書くのに慣れてしまえば5分もかかりません。また、積算で拾いたい場合は、「その他」大アイコンの中の「積算線分」などで拾う事も可能です。
ゴロンと |
まず、「その他」大アイコンの「厚み線分」で手摺りの部分を書きます。2点で書いて、パースにすると角材がゴロンと転がっていると思います。
パースにして幅などを設定して、高さは「始点側(書き始め側)」と「終点側」を調整して目視で階段に合わせます。算数が得意な方は計算で高さを出してもオッケーです。片側を書いてしまえばコピペ出来るので、律儀に両方の手摺りを書く必要はありません。
次に支柱の部分を書いていきます。今回は支柱を丸く書きますが、四角の場合は少し先まで読み飛ばして構いません。
「下書き」大アイコンから、半径を先ほど書いた手摺りの半分(今回は35)にして円を書きます。
「下書き」大アイコンから「分割点」を選び、10程度で分割点を打ちます。数が多いほど柱が丸くなります。
打った点を「厚み領域」で拾います。
すると、こんな感じの円筒の木っ端(階段右下の赤いやつです)が書けます。
これを先ほど書いた手摺りの部分に持って行きます。1/2でもなんとか配置出来ると思いますが、神経質な方は「拡張移動」などを使って下さい。ただし、百害あって一利無しなので、絶対にフリーだけは使わないようにして下さい。
「厚み」を設定して、支柱を手摺りの高さにします。
邪魔なので手摺りは横に避けています |
これを必要な数だけコピペします。1/2でもなんとか配置出来ると思いますが、神経質な方は「拡張移動」などを使って下さい。ただし、百害あって一利無しなので、絶対にフリーだけは使わないようにして下さい(二度目)。
パースにして、目視で「下端取付高さ」を設定し高さを合わせます。算数が得意な方は(略)。2本目からは3以上は「たくさん!」で数えるレベルに算数が不得意な私でも足し算で行けました。
後は書けた手摺りを反対側にコピペして完成です。
自社の仕様などで、よくある形であれば書いた手摺りをグループ化して辞書登録しておけば何度でも使えますし、柵をコマで分けて辞書登録する事で汎用性も高くなると思います。
今回の記事、書いてみたら長くなってしまったので、少し端折ってる所があり申し訳ありません。不明な点がありましたら、お気軽にご質問を下さい。
余談ですが、質問を頂いた方にメールで返信をお送りしたのですが、自分は「スケルトン階段」という文字から、スケルトン壁と勘違いしてメールで間抜けな返答をしてしまいました(汗)。失礼いたしました。こちらも質問が多い項目なので、近い内に記事にしようと思います。
こんなのを想像してました |
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